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最新記事【2007年04月26日】

林道整備調査業務の入札をめぐる談合事件で緑資源機構(独立行政法人)は、独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会から資料の提出を求められていることがわかった。公正取引委員会は、緑資源機構にたいして、独占禁止法違反の疑いで同機構や受注側の公益法人などを調査している。林野庁発注事業の受注実績や、同庁OBの天下りの実態についての資料提出を請求している。談合の土壌になっているとみられている「林野庁からの天下りの慣習」や「同庁発注の事業」について公正取引委員会が、関心を寄せているとみられている。

天下りの流れ
公取委の調査では、林野庁発注の業務や、OBの天下りの実態についても報告を求められたという。 複数の関係者によると緑資源機構が発注した事業だけではなく公取委の調査は報告を求めているという。「天下りが受注に関連したか」については、ある関係者の証言として「若干あるとは思う」と話しているらしい。「特殊な業界で、経験のある人は人材として重要だ」とある関係者は天下りについて述べている。2005年4月時点で国家公務員OBは農林水産省所管の五つの公益法人に合計277人在籍している。独禁法違反の疑いで強制調査を受けた農林水産省所管の公益法人においてである。うち44人が「理事職」という重要なポストについている。これらの人々は大半は林野庁出身者とみられる。

林野庁出身者の内訳は、林野弘済会が159人、林業土木コンサルタンツ45人、日本森林技術協会40人、林業土木施設研究所24人、森公弘済会9人となっている。大半を本庁や営林局の元幹部職員が占めていて、特に理事では、林野庁以外の出身者はわずか3人だった。緑資源機構は、林野庁との間で職員を相互に出向させているが、緑資源機構にも林野庁OBが17人いた。そのほか、林野庁OBや同機構OBを役員とする受注上位の民間コンサルタント会社などがある。実際、受注実績が高い法人や会社というのは、天下りを受け入れてきたところである。

緑資源機構が、4年間に発注した林道調査事業393件(総額約29億9592万円)のうち、5公益法人170件を落札している。事業総額は約13億5112万円にのぼり、これは全体の約43.3%にあたる。
また、受注件数順でみると、林野庁OBの受け入れ実績が、上位4位までを占め、全体の7割を超える落札総額だった。この上位4法人・会社の平均落札率は93.4%。平均落札率というのは、予定価格に対する法人・会社の落札額の割合である。この値は「予定価格の93%」という緑資源機構の担当者が談合の疑いをもたれないように設定していた値に非常に近い額だった。 【朝日新聞2007年04月25日版から】

緑資源機構

緑資源機構とは、どんな法人で業務内容については、どんなことをやっているところなのかを調べてみました。最近、テレビのニュースや新聞記事では、緑資源機構の官製談合疑惑に対しての公取委の立ち入り調査が行なわれているという報道がみられます。本当のところは、どうなのかをはっきりして不正のない正しい行政をやってもらいたいですね。